おもてなしの気持ちを込めて

一般的な葬儀だと用意することの多い、通夜ぶるまいや精進落しといったお料理や、会葬御礼などの返礼品。参列して頂いた方に対する、おもてなしの品です。
新型コロナウイルスの影響により、大人数での会食やお酒が規制される中、特に緊急事態宣言下にあっては葬儀における食事の席も自粛の動きが見られました。式場によっては食事不可とする場所もあります。
また、お酒の提供に関しては基本的に東京都の要請に従い、19時までの提供だったり、全面禁止だったりしました。
そんな中で、お料理や返礼品の在り方も変わってきました。

お通夜では通常、お寿司やオードブルや天ぷらといった大皿料理を用意することが殆どでした。これは、東京では一般の会葬者はお通夜に参列することが多いため、人数が読めないからです。大皿料理ならはっきりとした人数が判らなくても、そして予想以上に会葬者が増えてしまっても対応可能なので、大皿料理が選ばれることが多いのです。
ですが、新型コロナウイルスの流行により、大皿料理での会食を躊躇する方もいらっしゃいます。そこで、最近ではひとりずつ小分けにされたセットも登場しています。
一方の精進落しでは、ひとり一膳の御膳を用意することが大半です。こちらは火葬後、或いは火葬中の食事となるため、親族のみの席となることが殆どであり、人数の把握がさほど難しくないからです。

現在会食の席では、ひと席ずつ開けたり、飛沫防止用の衝立を設置したりと、感染防止に取り組んでいます。しかしながら、そもそも会食自体を断念する方もいらっしゃいます。そういった方のために、お持ち帰りできる折詰弁当もご用意しています。
また、食事の代わりに、本来なら1,000円前後のものを用意することの多い会葬御礼品を少し豪華にする、という方法もあります。定番のお茶や海苔の他に、最近はお菓子やご自宅で楽しめるようなスープやレトルトのセットもあります。一流ホテルや有名シェフとコラボしたものなども多数取り揃えています(返礼品のカタログはこちら)

因みに、返礼品には大きく分けて二種類あります。前述の会葬御礼品と、香典の当日返しです。従来ですと四十九日を目安に返す香典返しですが、最近東京では葬儀当日に返してしまうことが多いです。葬儀後の遺族の手間と負担が減るので増えていますが、お香典の額によって品を変えるなどの対応が難しいため、デメリットもあります。

状況や要望に合わせて臨機応変に対応致します。ご不安点やご希望がありあましたらお気軽に担当スタッフにお伝え下さい。勿論事前のご相談も大歓迎です。